今日は腹腔鏡下副腎摘出術3日目と4日目の術後の内容と、腹腔鏡手術の傷跡が聞いていたより大きいようなので実際に測ってみました。特に女性の方は気になるところだと思います。
ついでに、4か所開けた穴から、それぞれ何を入れて手術をしたのかもドクターに聞きましたので画像でお見せします。私のお腹は、腹筋が縦横に割れていて水泳選手のように逆三角形の体・・・では無いので、モデルさんのキレイなお腹をお借りして気持ち良くお見せいたします!笑。『どんポジ』のポジといいます。
『腹腔鏡手術【術後の痛みと合併症の皮下気腫】PA体験ブログ23』の続きです。
手術の日は、
全身麻酔と強い痛み止めの影響で、吐き気がすごいことと、色んな機械が身体に付けられ、コードやチューブがグチャグチャのベッドの中で寝たきり状態でした。
『原発性アルドステロン症手術ブログ【腹腔鏡手術の時間と麻酔の吐き気】21』
術後1日目は、
膀胱に入っている管を抜き、血栓予防の弾性ストッキングやフットポンプなども外して、ちょっと身軽になりました。
『腹腔鏡手術|術後の痛みと、今、体に付いてる10の検査機器22』
術後2日目は、
お腹の中のガスを出すためにたくさん歩いたり、点滴を外したりですが何といっても、便秘が辛くて辛くて、下剤を貰ってやっと解決したり・・・でした。
『腹腔鏡手術【術後の痛みと合併症の皮下気腫】PA体験ブログ23』
それと今日は、腹腔鏡手術の時に4つ開けた穴の1つから(上から3番目の穴)、廃液用のドレーンチューブが出ているのですが、経過が良ければそのチューブを抜けるかもしれません。身体に付いている最後の物です。
腹腔鏡下副腎摘出術後、3日目
10月1日
今朝は、6時30分までは寝れた。昨晩スッキリ便秘解消できたので、ホントに良かった。看護師さんにも報告して、本人必死の便秘騒動一件落着!
今日は患者さん達みんなが、体重を測る日らしいので測ったたら後で教えて下さいと看護師さん。気持ち良くハイと返事!
しばらくすると看護師さんが部屋に来て、体重を聞かれた!!!まずい!すっかり忘れてた。良い返事はしたんだけどね!返事だけ!
体重を測らないと看護師さんに蹴っ飛ばされる(笑)から、点滴はしてないんだけど、点滴棒のゴロゴロに廃液用のビニールのパックをぶら下げていて、歩く時は点滴棒といつも一緒。で、今も一緒にそろりそろり歩きながら、体重計はどこだっけかな〜と、院内探検!
あったあった。点滴棒に、しばしのお別れをして体重計に、バランスをとりながらゆ~っくり体重計に乗って、62.3キロ!でした。早く乗っても62.3キロ!です。アハハ!すみません。で、また点滴棒を握りしめてゴロゴロ部屋にゆっくりバックです。
8時25分
看護師のOさん久しぶり~!!朝食と薬を持って来てくれた。9時30分頃に今日は当直医の回診でドレーン(廃液用のチューブ)が取れるかも知れないので部屋で待機してて下さいとの事。
今日の朝食は、
・パン2個 |
・マーマレード&マーガリン |
・オムレツ |
・オニオンソテー |
・ケチャップ |
・オクラとパプリカのサラダ |
・牛乳 200ml |
・レッドグローブ |
こんな感じです。今日も美味しくいただきました。
今日の体温36.4度。
9時30分
当直医のK先生(担当のK先生とは違うドクターです)と看護師のOさん登場。
ドレーン抜去
当直の先生が、『回診の時に、廃液量が少なくなっていたら、ドレーンを抜いて下さいと担当医の方から言われてますので、順調に減っていますので今からドレーンを抜きますね!』と、言いながら、ドレーンチューブを止めてあるの周りのテープを剥がし始めた。
そーっと剥がしては、くれているんだけど、テープを剥がしている時にどうしても管(ドレーンチューブ)に触れる。その時、チョー痛いんですけど~!マジか!こいつ抜くのか?!ちょっと触っただけでも痛いのに。そのチューブはまだお腹の中に入っている状態だし!
私の痛い顔が見えてるのか、見えないのか、見えないふりしてるのかわからないけど、たんたんと作業は進むのでした。
ガーゼが全部剥がれたところで、『今から抜きますね~!』と、先生の声が!
マジか!やばい~!
緊張の一瞬、気絶するのも覚悟の上と腹を決めたその瞬間、体の中からスーッと抜けて行く感じ・・・えっ!全く痛みはありません。覚悟したのが恥ずかしいほど、何事もないようにドレーンチューブは抜けたのでした。マジか!緊張して損した・・・!でも、よかった!笑
咳だけでも、起き上がるだけでもチョー痛かったので、ドレーンを抜く時は絶対に痛いはずと、勝手に決めつけていた。最後の拷問だと、いや、関門だと心していたけど、マジよかった。自分のいつもの行いが良いから?!違う違う、患者みんなそうだし笑。(たぶん)
先生から今日の体温を聞かれ、36.4℃と伝えると、いいですね!と安心してた。
ガーゼを当てて処理してくれた先生が、今抜いたドレーンのところから廃液はまだ少し出てくるかも知れないので、ガーゼが漏れてきたら看護師さんにガーゼを取り替えてもらうように言って下さいと。
ガーゼが取れたらシャワーを浴びれるらしい。それにしても、管を引っこ抜くだけで、穴が塞がるんですね、人間ってすごい!他の穴は縫ってる穴もあるらしいが!たぶん上から1番目と2番目は縫ってる感じ、傷跡が少し盛り上がって固くなってる。
で、先生に気になってたことを質問!一番上の傷口のガーゼからよく血が出てシャツまで染みるんですが?と聞いてみたら、染みついたガーゼを見ながら、そこはどうしましょうかね?乾いてきてれば剥がしてもいいんですけどと言いながら、見てくれた。
まだちょっと貼っといて、と看護師さんに指示を出し先生は退室です。心配はいらないらしいので安心した。看護師さんもガーゼとテープを取りに行った。
すぐ戻って来た看護師さんが、基本的に明日からシャワー入れますと確認して来てくれた。助かります。シャワーの前に、昨晩トイレにずっといて汗をかいたので、体を少し拭いてスッキリしたいので看護師さんに、暇な時に温かいタオルを2~3本頼むと、OKです!と気持ちよく看護師さん!
ドレーンチューブが抜けたので、もう、体に人工的な物は一切付いてない!すご~い開放感!
普段の自分の身体が、こんなに開放感があって楽だったなんて心底幸せを感じる。感謝を感じる。ありがたい。今回の病気がなければ、いろんな経験や考え、思いはしなかっただろうなぁ!自分にはこの経験も大切なものだったんだろうと・・・。ポジ~!
意外と大きい腹腔鏡手術の傷跡と位置画像
身体から、検査機器などがすべて取れたところで、腹腔鏡手術の傷跡の大きさを測ってみました。
病院の傷跡の説明などを調べてみると、ほとんどの病院が、5mm~1cm程度の傷が数か所で、あまり目立たないと表現しています。開腹手術は手術内容にもよりますが、10~20cm位の傷になるようなので、腹腔鏡手術と開腹手術を比べれば、腹腔鏡手術は傷跡が目立たない・・・ですよね!
お腹に定規を当てて現実の傷口を測ってみましたので、画像をご覧くださいませ。因みに、実写のお腹の傷画像はチョットチョットなので、やめましたが、傷口の位置との大きさは、ほぼ正確です!
私の場合は、左の副腎の摘出だったので、左側のお腹に4か所の穴を開けた手術でした。
1番大きい腹腔鏡手術の傷跡の長さが、上から二番目の3cm、2番目は、一番上の2cm、次いで、さっきドレーンを抜いた三番目の1.7cm、一番小さい傷跡が、一番下の1.5cmです。1番下の1.5cmの傷跡はほとんど目立ちませんでしたが、上の三つは、ハッキリ傷口です。
- 二番目・・・3cm
- 一番目・・・2cm
- 三番目・・・1.7cm
- 四番目・・・1.5cm
意外と大きいですよね。病気が治ればそんなの気にしない・・・ですが、手術も上手くいくとだんだん贅沢になって!初心を忘れて・・・笑。
女性の患者さんには、もっと小さい傷にしてくれるかも?ダメもとで、最小限の傷にして欲しいとリクエストしてみる価値はあると思います。意外と先生たちってやさしいから!笑
2度目のトイレ
10時30分
2度目の排便あり。もう、便秘薬を飲まなくても大丈夫っぽいな!マジよかった。脳出血で入院した時も、便秘で悩まされたのを思い出す。入院あるある、だな!
トイレに行くのもメチャ楽だ。点滴もドレーンも何も付いてない。けど、お友達の点滴棒は、いつも一緒。一人歩きはまだ不安だし。歩行器の代わりです!
昼飯だー。看護師のOさん持って来てくれた。他県からの就職でこの病院に来て2年目らしい。今は1人住まいだけど、当初は、勤務が外来なら自宅から通えるかなって考えてたらしいけど、病棟の勤務では通いは無理とのことで一人住まいになったと教えてくれた。家では電子ピアノでクラシックをたまに弾く看護師のOさんでした!頑張ってるなぁ!!!
咳で傷口痛む
さっきから咳が出始めて、咳をすると傷口が痛いから咳を我慢しようとするけど、咳は急に出るし、出ると痛いし、どうにもこうにもならない状態になり、苦しいし痛くてたまらない。
笑うのもNG、クシャミもNG、何しろお腹に力が入ることすべてNG。
それを、見ていた妻が、ニヤニヤしてる!嫌な予感・・・的中!妻が笑わせようとしてる!マジ無理!マジ降参状態!痛いので、やめてくれ~とも、叫べない!おかしくて、お腹が痛くて、撃沈!喜ぶ妻!
咳が出ると、傷口がまだまだ痛む。ドレンが抜けて、とても楽にはなったけど結構な大きさの穴を4箇所開けたのだからね、時間がいるね、キット。
ドレンの管が直径1センチは優にありそうだから!結構デカイ穴だよな!こんど、紙にコンパスで直径1センチの円を描いてみよっと。ドレーンが入ってた穴の傷あとは、約1.7cmでした。
15時30分
血圧測ってくれて、118でした。降圧薬まだ飲んでます!体温、36.7℃。
看護師のSさんも、匂う!
夜のS看護師さんが来てくれた!29日の匂う看護師さんに引き続き、第二弾!
香水なのか、石鹸の匂いか、はたまたシャンプーとか柔軟剤みたいな!を付けてて、普段はそこまで気にならないけど、入院中の今は最悪~!看護師さんが香水ってマジ無理~!
匂いで具合が悪くなる人もいるのに(私の妻です!笑)、病院で香水つけてる、意味わかんね~!看護師さんが、ちょっと部屋に入っただけで匂いが部屋全体に充満、参った。またしても撃沈。
でも、一生懸命やさしくやってくれるので『くさい!』なんて言えね~!ガマンだ~!
腹腔鏡下副腎摘出術、術後4日目
10月2日
昨日からのクサイ(笑)看護師のSさんが朝早くから採血しに来てくれた。6時です。ついでに、体温36.6。Sさんに今日の勤務時間を聞いたら、あと2時間の8時までとのことです。お疲れ様です!
お帰りになった後、匂いで?咳が急に出て脇腹がイテテテー!
上手くいけば明日に退院と聞いたけど、ゆっくりじゃないと歩けないし、入院用に息子から借りてきたゴロゴロのキャリーバッグも電車で持って帰るのがキツそうだし、宅急便か郵便局からでもで送りたいなぁ!?
ここの病院は入院する時、荷物の受取はしないと言ってたけど、送るのはしてくれるのかどうか確認してみないとだな。
8時40分
男性看護師さんが、体温測ってくれて、36.0。
先生の回診
9時40分にW先生の回診あり。今日の看護師さんは、Iさんです。
先生
- データが良くなってて何も問題ないので、明日の退院で大丈夫です。手続きをしておきますね。
- 一応ドレーンを抜いた穴から、まだ染み出すかもしれないので、消毒してまたガーゼを当てておきます。
- シャワーはガーゼを取って入って、出たら看護師さんにまたガーゼを当ててもらって下さい。
- 退院して熱が高く出たりしたら電話をして下さい。対処します。
- お腹の穴の一部分、縫った所の段差はそのままかもしれません。皮膚を寄せて縫っているので。
- あとは、薬の件で相談しましょうね。
ハイ、どうもでした!
入院費用の概算を事前に聞く
12時10分
昼食を持って来てくれた看護師さんに明日退院ですねと労われた。時間があるときに入院の概算もお願いしたら、あとで事務の者が概算を出して来ますとのこと。
13時30分を過ぎても事務の人が来ないので、また自主リハにでかける。病棟を4周で終わりにして部屋にいたら、事務の人が来てくれて概算が書いてある紙をくれた。明日ハッキリした計算が出来たらまた知らせてくれるらしい。
自主リハと言えば、私が原発性アルドステロン症が原因の脳出血で入院中と、リハビリ病院で狂ったようにリハビリをやって、車いすからバイバイできたっけな!狂ってよかった!笑。
で、今回の手術入院の概算が書いてあるメモを恐る恐る見たら・・・手術もしてるのに、メチャクチャ安くね?!、何でか、すぐわかります!笑。
限度額適用認定証
種明かしは限度額適用認定証!検査入院の時も助かったし!限度額適用認定証の話しは、『原発性アルドステロン症【検査入院の手続と入院当日の詳細】体験記7』に書いてあります。お得な制度です。
今回の入院は、個室なのに差額ベッド代金が0円で助かった。個室で本当に休めた。今いる個室は本来であれば、差額ベッド代だけでも確か30万は超える計算だったからなぁ!
手術の日は、本当に痛くて、吐き気があって辛くて参ったから、感謝です。ありがとうございます。それも差額ベッド代無料で。笑
入院費用は、金額がはっきり出たら、次の『体験記の25』にまとめておきます。
術後、初のシャワー
15時00分
男性看護師さん、傷口のガーゼを全部取ってくれたので、個室の専用シャワーを、久しぶりに浴びます。シャワーの予約をしなくていいんです!!
傷口が心配なので、お腹の周辺は、傷口に触らないように石鹸を付けた手でそ~っと撫でるだけ、他はゆっくりゴシゴシと時間をかけてシャワーを満喫!
15時50分
シャワーを終えてナースコールで、看護師さん呼んで、またガーゼを貼ってもらいます。なるべく乾燥させた方が治りが早いと教えてくれた。フ~フ~!
ついに降圧薬が減った!
16時00分
N先生、W先生の回診の時間です。(今入院してる病棟や先生方は、手術入院なので泌尿器科です)糖尿病・内分泌内科の担当のG先生(検査入院の時は、検査なので内分泌内科の病棟で内分泌内科の先生方でした)とも連絡をしてくれて、今後の薬の件を相談してくれた結果、
アルダクトン
と
アスパラカリウム
を中止にして、
アダラート
を朝2、夕方1 のみになった。やったね!!!副腎を取ったかいがあったな!
ニフェジピンと同じで、高血圧症や狭心症などの治療に用いられます。アダラートの後発薬(ジェネリック)がニフェジピンです。今後は、この薬だけでいいんです!でも、まだ1日3錠だから、60㎎か!う~ん、まだ多いな!
退院後の薬の話し
17時00分
男性薬剤師のNさんが退院後の自宅用の薬を持って、説明に来てくれた。退院後はアダラートのみの服用で、30日分を頂きました。薬も減ってスッキリです。
18時ごろに、次の外来の予約表を看護師さんが持って来てくれた。10月20日に泌尿器科の担当のK先生の所です。泌尿器科なので、手術の経過のチェックだと思います。
ついでに看護師さんに、左手の内側と手の甲に薄いアザができてるので、何でか聞いて見たら、針を抜いた時に血液が回りに染みて内出血を起こしてると教えてくれた。
しばらくすると消えますとの事。針の抜き方が良くなかったかもしれないと謝られた。その看護師さんが抜いたわけじゃないのに!とても、安心感のある説明と対応でした。
何しろ入院して、初めての大きな手術をしたので、ちょっとした事が気になって気になって、笑。看護師さんから見たら、ウザー!かも!笑
夕食後の薬は、アダラートと胃腸薬だけをゴクン。明日は、いよいよ退院日なのでいろいろやることたくさんありそうなので、早く寝なければ!