原発性アルドステロン症の腹腔鏡下副腎摘出術を行い、10月3日に退院しました。手術をして15日目ですが、異様にだるい症状が続いています。気力も起きずに外出もできない状態で仕事復帰も無理です。『どんポジ』のポジといいます。
手術に関しての内容は、『 原発性アルドステロン症【7つの手術適応検査|負荷心電図他】18 』から順に詳しく解説しています。
腹腔鏡手術跡の傷口の方も、お腹に少しでも力が入ると、痛みが容赦なく襲ってくるので、動くのもゆっくり、笑うのもダメ、くしゃみもダメ、咳もダメ、なので自宅でゆっくりゆっくり療養しています。(相変わらず、妻がニコニコしながら笑わせてきます。マジ、腹イテーし!)
原発性アルドステロン症の手術費用と退院日の不安25 の続きです。
私の場合、かかりつけの個人病院の女医先生が、初めて原発性アルドステロン症を疑ったとき、きっかけになったのがカリウムの数値でした。(カリウムが少ない、低カリウム血症でした。)
その記事が、こちらです! 『 アルドステロン+レニン+カリウム+CTに影=大学病院に検査依頼6 』
カリウムと原発性アルドステロン症の関係などの詳しい解説は、こちらをご覧くださいませ!『 すぐわかる【原発性アルドステロン症】実例を交えた体験談解説 』
それから頭の中は、カリウムカリウムカリウムでいっぱいで、食事もカリウムの含有量が多い物を選んで苦労しました・・・が、苦労したのは、妻です。私は出されたものを、おいしく食べるだけ~。笑!
- 退院して10日後辺りから体調が悪くなったこと
- 術後初めての泌尿器科の外来
- 血液検査の数値
他、色々です。
手術15日目仕事復帰でない
術後15日目 10月13日
3月の脳出血後から右半身麻痺のリハビリのために、毎日8,000歩を目標に歩いてたけど、今回の原発性アルドステロン症の検査入院や手術入院前後はさすがに休憩しました。
脳出血の内容は、『脳出血【突然!三つの初期症状|見逃すと大変】入院体験記1』から、順に詳しく解説しています。
9月28日に手術を終え、10月3日に退院して10日目辺りから体調がよくない。どんなふうによくないかというと、
身体がだるい、外出できない
体がとてもだるくてダル~くて、体に力が入らないし、やる気も起きない。身体が起きない!って感じが続いている。とっても厄介!
今までは脳出血の麻痺を治すためと、病気で筋力が低下してるので、疲れてても自分にムチ打って頑張って毎日歩いてたけど、今は、気力が出なくてムチを持つ気にならないし、ムチを持つ力も出ないから、ムチを打てない!笑。リハビリができない状態!(何もしたくない状態)
手術が終わって気が抜けたのか?入院して体力が無くなったのか?副腎を1つ取ったことで身体のバランスが崩れてるのか?いっぱい気になる日々です。
血圧は、130前後で熱もないんだけどなぁ。
両肩も痛くて腕が上がらない
それともう一つの症状が、両肩(三角筋あたり)が痛くなってきてて、腕を横から上にあまり動かせなくなってきた。力も入らないし、ちょっとした重い物も持てない。
右足の痺れもジンジンジンジン朝から晩まで、毎日毎日、辛いぞ~!このタイミングの肩の痛みって、なんだんべ?
術後の傷口の痛み
術後18日目 10月16日
身体がすごく怠いのは変わらずだけど、術後の傷口の方は順調みたいで、乾いた感じになってきている。
どういうわけか、背中に少し違和感があったけど、副腎は背中の後ろの方にあるんだよな!?背骨の近くだったよな!手術の影響かな~?ちょっと不安!
お腹に力が入るとキズが痛くて、笑うのもダメ、くしゃみもダメ、咳もダメ、だった傷口が大丈夫になってきた。大笑いも、だいたいOKの傷口になった!(もう、妻に笑わせられても、大丈夫!)
傷口の見た感じは、4箇所の傷のうち、縫ったところが少し硬くなっているのは、術後から変わらずの感じで、少し硬いまま。
お腹に力が入っても大丈夫となると、歩く速さもまずまずでカタツムリを卒業!脇腹を押さえなくても普通に歩ける。ただ、人混みに行くと傷口にぶつからないようにガードして歩く。もし傷口にぶつかったらと思うと、まだとても心配なのです。(そんなことは無いだろうけど、傷口が開いちゃいそうで!)
たまに、何かの拍子に傷口が痛んだりする事がある。例えば、ズボンや下着のゴムがちょうど傷口にあたると痛くなったり、前かがみになったり反ったりした場合にも痛む場合がある。全部じゃないけど、縫った所は少し引っ張られてる感じなので痛いのかも知れないなぁ。
脳出血の痺れも、しっかり継続中!
脳出血後遺症の右半身の麻痺での右足の痺れは、一貫してずっと消えない。ため息、ハ~!(聞こえました?無視して下さいませ。笑)
痺れ方も、変化してきて、ヒリヒリ、ピリピリ、ジリジリ、で、右足だけが冷たい、寒い、感覚の鈍麻。
妻に両足を触って比べてもらっても、そんなに左右の温度は変わらないらしいので、感覚の問題だろうか!?もう、治らないのかなぁ!と、ちょっと最近弱気なんだけど、ダメダメ!『どんポジ』のポジ~!
『脳出血【変化する後遺症|意外なところで麻痺が影響】入院体験記2』
術後初の泌尿器科外来
術後22日目 10月20日
左の副腎摘出手術後から初めての外来検診日です。ちょっとだけ久しぶりに病院にやって来た。
今日は診察前に採血を先に済ませて、その採血の結果も見ながら診察する予定になっているので、受付をする機械で手続きを済ませると、そのまま中央採血室へGO!
中央採血室で採血
この採血室がまたスゴイんだなぁ!前にも書いたっけか?笑。また、書いちゃう!
中央採血室という名前からして凄いですよね、何かカッコイイですよね!で、ずらーっとあるカウンターの前には、ハイバックのいかにも社長さんが座るような椅子が、1番から15番まで15席あるのです。立ち席も相席もありません。笑
で、もちろん、カウンターも15個ね!カウンターの向こうには、手袋をした女性が目をキラキラさせています。15人ね!
みんな、中央採血室の待合スペースの椅子(普通の低いイスです)で待ってて、各カウンターにある電光掲示板(ちょっと古い言い方かもと思ったりしました)に、自分のナンバーが表示されると、そこのカウンターに行って社長になれます。
たくさんの採血待ちの患者さんが次から次へと呼ばれ、社長の椅子に座って血を採られていくので、あっという間に順番が来てくれるのが、とってもいいです。
そして採血後、約1時間で血液検査の結果が出て受診する科の診察室へ回ります。そして、診察室から名前を呼ばれて、今、採ったばかりの朝取りの新鮮?な血液の検査結果を交えた診察ができるというわけです。
すぐに結果が出るから助かります。小さい病院や昔なら、1週間後に来てください!とかですよね!
外来に来た時には、この場所で何回採血したことか!入院中も何回採血したか数えられない!特に検査入院なんて採血検査がメインみたいな検査内容だったしな!いっぱい血を取られたなぁ!いや、いっぱい検査してもらったなぁ!笑
術後初のK先生との会話
さて、診察が始まり、久しぶりのK先生に会って、なんか懐かしい。笑
入院して毎日顔を合わせていたので、患者とドクターっていうだけの距離じゃなくて、ちょっと知り合い?ちょっとお友達?みたいな感じで、ちょっと距離が縮まった。で、まず二人とも笑顔の挨拶から!二人で、どうも!どうも!
K先生
その後、どうですか?
私
傷口は、何かの時にちょっと痛い時があるのですが!それが気になるぐらいです。
K先生
ちょっと傷を見せていただけますか?
あ~きれいになってますね!傷口は完全に奥まで治るのは、3か月ぐらいはかかります。
私
軽い運動とかも、やらない方がいいですよね?!
K先生
ぜんぜん大丈夫です!歩いたり、少し軽く走ったりは全然問題ないですよ!お腹に圧がかかり過ぎる動きはあまりよくないですが!腹筋とかね!笑。1か月後位なら、問題ないですが。
私
腹筋はまだ心配で、やる気が起きないから大丈夫かな!笑。手術直後に、術後の家族への説明の時に摘出した左の副腎の現物を妻が見せてもらったらしいのですが!
私の副腎画像をパソコンで!
K先生
ハイ!パソコンに画像なら入ってますけど、見ますか?
私
見ます見ます!お願いします!!
我が副腎の切り取った写真をパソコンに出してくれた。これがオレの副腎かぁ!感無量!切り取った副腎を、鯵の開きのよう真ん中から半分にパカっとカットしてあり、副腎のカット面が見える写真。その写真を見ながら、解説してくれた。
K先生
この部分が腫瘍で、ここからアルドステロンが過剰に出ていたわけです。ここらへんにあるのが、まわりに付いてる脂肪です!
少し黄色っぽい色の脂肪が結構たくさんある!ゲゲゲッ!驚き!
カリウム正常値に戻った!
K先生
退院後にカリウムの薬をやめて頂いてるのですが、今日の血液検査でカリウムは正常値に戻っていますので、他も基本的には問題はないと思います。
私
よっしゃ~!笑
私
いや~カリウムが正常値でホントに良かったです。この腫瘍事態は、良性とか悪性とかは、わかったんですか?
K先生
一応、病理の結果が出まして、悪性ではないです。原発性アルドステロン症を病理でちゃんと調べるのは結構難しいんです。組織系から推測する限りでは原発性アルドステロン症の所見としては間違ってないと思います。
私
悪性じゃなければ、それで安心です。副腎の写真を印刷してもらってもいいですか?記念に!
K先生
アハハ、いいですよ!今印刷しますね!
妻
このパソコンの画像をカメラで撮ってもいいですか?記念に!笑
K先生
ぜんぜんOKですよ!どうぞ!
妻と二人で、スマホでカシャ!でも、記事に写真は載せるのはやめました。
人の内臓はあまりステキな写真ではないと思いましたので!
K先生
退院後の血圧はどうですか?
私
ハイ、低い時で、110台で高くても140台ぐらいです。
今後の管理は、内分泌内科で
K先生
それくらいなら大丈夫ですね!今、飲んでる薬はアダラートだけですよね!今後の管理で、血圧の様子とか、薬を続けるのかどうかは、内分泌内科のG先生と相談していく形になると思います。
私
ハイ、わかりました。
K先生
薬の残量も、次の糖尿病・内分泌内科の外来までの分もありそうですね!あとは、うち(泌尿器科)は3か月後位に、もう一度お腹のCTを撮ってみて問題がないかどうかを調べて、問題がなければ、泌尿器科は終わりでいいと思います。
次回1月の5日の10時30分に、CTの予約を入れてくれた。朝食は抜き、トイレに2時間前から行かないように、尿を膀胱に溜めておくことを注意された!
病院のドクターや看護師さんたちは、正月気分もなく日夜頑張ってくれているのを、実感します。ありがとうございます!