原発性アルドステロン症の治療で左の副腎を腹腔鏡手術で摘出したのですが、腹腔鏡手術の合併症とよくいわれるような肩の痛みが徐々に強くなり、ついに両腕が上がらなくなってしまいました。『どんポジ』のポジといいます。
実は、私は腹腔鏡手術の翌日にレントゲンを撮るために、まだ歩けないので車イスに乗って看護師さんに押してもらってレントゲン室まで行ったのですが、その途中、車イスの振動が原因で急に肩が痛くなり、前屈みになるほどの体験をしています。
肩の痛みや皮下気腫は、腹腔鏡手術特有の合併症で、手術のスペースを確保するために炭酸ガス(二酸化炭素)でお腹を膨らませるのですが、その炭酸ガスが横隔膜を刺激して肩が痛くなったり、皮膚の下に炭酸ガスが広がって違和感があったりします。が、この症状は数日間や短期間で自然に治るはずなので、3か月も続くとは考えずらいのですが・・・。
『手術で治る高血圧』とか最近言われているのが、この原発性アルドステロン症です。私も腹腔鏡手術で副腎を摘出し、外科的には原発性アルドステロン症は完治しました・・・が、術後体調が今一で疲れ方がハンパないっていう感じです。
原発性アルドステロン症【手術後のお腹をCTで確認|泌尿器科】29 の続きです。
腹腔鏡手術3か月目、肩の痛みで腕が上がらない
両腕が上がらなくなった症状は腹腔鏡手術の術後に出たので、血液検査をして自己免疫疾患と筋肉の炎症を調べてもらうと、血液検査の数値では両方ともセーフのようなのです。数値には出てこない体調不良もいっぱいありそうだなぁ!と。
副腎をひとつ取っちゃうとバランスが崩れちゃうのかなぁと、日に日に気になって来ます。(もう、戻せないし!笑)そして今日は、手術した大学病院で腕が上がらない症状を整形外科のレントゲンとMRの画像診断と、術後の内分泌内科の受診です。
手術をしてもらった泌尿器科は術後の経過も問題なしで先日卒業したので、今後の原発性アルドステロン症については内分泌内科での診察になります。
整形外科に手紙
腕が上がらない肩の症状に関しては、卒業した泌尿器科のK先生が整形に手紙を書いてくれるということで、整形外科で診てもらうのが良いということになりました。ここの泌尿器科の隣が整形外科です。
整形外科は初診受付になるのですが、今の時間ならまだ間に合うとのことで今日中に診てもらえるらしい。今日中って、怖いんですけれど!!何時間待つことか・・・。
早速、看護師さんが整形外科の説明をしてくれる。
午後も初心受付があるので1階の受付機で整形外科の初心の受付をすれば受付票が出てくるので、この階のお隣の整形外科に出して問診票を書いてもらうことになります。と、簡潔にわかりやすく、すばやく、優しく、穏やかに教えてくれた。カンペキ~!貴重な人材、スカウトしたいほどです。笑!
忘れないうちに、妻と1階にGO!3歩以内で行かねば!笑
まず、レントゲン撮影
両肩の痛みで整形外科を受診することになり、午後の1番で予約。比較的早く呼ばれたと思ったら、レントゲンを先に撮って来てとのことで地下1階へGO!こりゃぁ整形の診察は早く終わりそうだなとルンルンでチャチャッと撮った!
整形外科に戻って受付で撮って来たよの報告したら、午後1時頃から待合室にいて下さいね!と言われたので、少し前から待合室で待機し、じーっとじーっとガマンガマンして今3時30分!今か今か、まだかまだかの待ち、待ち、待ち、ひたすら待ちにハマってしまった!終わった!!
控えめに看護師さんに確認すると、なななんと、4時頃になるかも!と言われたのでした。以前、他の科の看護師さんと話した時に、今日は混んでて外来が5,000人超えてるって言ってたのを思い出した。今日もそのコースかなぁ!
だけど、まっいっか!で、そのうち順番は来るべ!と、腹を決めた。笑
整形外科やっと、受診
長らく順番待ちで、名前を呼んでくれた看護師さんが天使に見えた!診察室に入ると、30代前後の比較的若いドクターSが泌尿器科からの手紙も読み終わっていた!このドクターSがまた良いんだなぁ!時間をかけて丁寧に診てくれた。
肩の痛みで腕が上がらない症状
まずは、どうしましたか?の内容確認からで、
- 術後2週間足らずで両腕が上がらなくなってきて、だんだんエスカレート。
- 横向きに寝れない。
- リュックサックを背負えない。
- 手が後ろに回らない。
- ズボンを上に上げられない。(特に後ろ側)
- お風呂で髪の毛を洗うのに腕が上がらない。(特に左腕は頭のてっぺんまでも洗えない)
こんな感じ!
関節はOK!
などの状態だと説明すると、S先生からこうしてみて下さい、こうやって下さい、力を入れてみて下さいとか、20分近く腕の動きを細かくチェックをしてくれた。既にレントゲンの結果が出ていて、関節の異常は無いらしい。
話しをよく聞いてくれて、画像を見たり色々な動きをチェックしてのS先生の所見としては、あまり心配しなくていいと思います、と始めに言ってくれた。ここで、まず安心!
腹腔鏡手術の影響でもない!
今回の手術とかの影響とは考えにくく、早急に治療をしなければいけないとか言う状態ではないということらしい。神経の問題で麻痺が起きてるわけでもなく、 すごく重篤な感じではないという結論だ。何と、説得力のある安心した説明だろうと、信頼感が芽生えてしまった。笑
肩の痛みで腕が上がらない原因は?
そして、その症状の原因として考えられるのが肩の肉離れを起こしてる可能性があるということ。
例えば、入院をしていて何も腕を使わなかった人が退院をして急に腕を使ったのがきっかけで肉離れを起こすこともあるらしいのです。また、高齢になると10人に1人ぐらいは、何も原因がなくてもそういう症状が出るとのことです。そうすると肩が上がらなくなったり腕が痛かったりする症状を引き起こすことがあるそうです。
治療は2つ!
治療として考えられるのは、2つ!
- ストレッチのリハビリが基本。
- 回復するのを待つ。麻痺ではなく、筋肉の問題なので回復をひたすら待つ。
だけらしい。
ただ、回復するには、人それぞれで筋肉のキレっぱなしで治らない人もいるそうです。若い人であれば、手術でそこを縫ったりして戻せるらしい。
MRIで確認
私の場合、骨とか関節は大丈夫で肩の痛みは肉離れの可能性があるので、MRIをやれば筋肉がどの程度切れているのかを調べることができるのと、もしかしたら違う原因も見つかる可能性もあるとのことで、MRIの検査もすることにした。考えていることがすごく奥が深いドクターだと思っちゃいました。
さっき行った地下1階のレントゲン室の近くに、MRIの受付がある。受付を済ませて周りを見渡すと8人ぐらいが待ちの感じ。結構いるじゃん!!
MRIは音がちょーうるさいので、前の時はイヤホンを渡されたんだけど、今回はヘッドホンでした。イヤホンを用意してあるだけでも驚いたのに、ヘッドホンまで用意してあるんだとビックリ!でも、私の場合はあまり必要ないかも!前回のようにちゃんとまた、寝てしまいました。MRIは、良く寝れる。笑!
検査の結果は明日以降いつでもOKで、整形外科は予約ができないシステムになったらしいけど、逆を言えばいつでも行けるってこと。次の病院の日は、内分泌内科の検査結果を18日に聞きに行くので、その時一緒に整形外科も受診しようかな?
今日は、病院に出勤したような気分!朝8時30分頃から、夕方5時頃まで病院にいた。フルタイムだね!笑
痛み対策のリハビリ
S先生が、リハビリで振り子体操というのがあり、肩をほぐすのに効果があるので継続して何回でも、何千回でもして下さいと笑いながら教えてくれた。
振り子体操
- 水の入っている500mlのペットボトルを用意する。
- 立って、腰を90度近く曲げてブラブラしてる手でボトルを持つ。
- 肩の力、腕の力を抜いて、ペットボトルの重さを感じながら円を書くようにグルグルゆっくり回す。
- 両腕一緒でもいいし、片手ずつでもOK!
- 1日、何千回でもいいらしい。(真に受けないでくださいね!)笑
ウォーキングやジョギングなどもあまり良くない。トレーニングもやらないほうがいい。 何しろ肩を振るのがよくないので、安静にするのが基本だということ。
今は無理してトレーニングするのは逆効果なので、ポジさんのように高血圧対策でのウォーキングをしたい場合はそちらを優先していいのですが、肩をなるべく振らないようにした方がよいとアドバイスを受けた。
ついでに、脳出血の痺れについて聞いてみた?!
ちょっと専門が違うから無理かなと思ったけど、とても真剣に話してくれた。私の脳出血の状況をサラッと説明し、右半身の特に足の痺れの特効薬はないかを聞いてみたら、足の痺れは時間がかかるとS先生。
脳出血の痺れは半年位は待った方がいいと言われたけど、私は脳出血をやってからもうすぐ1年になると言うと、1年経っても痺れがあるなら少し残っちゃうかもしれませんと言われてしまった。
神経というのは半年から1年くらいで固まっちゃうらしいので、1年を超えると少し難しくなるらしい。少しずつでも神経を直そうとしてるけれども、それでも補いきれなければ戻らないものになってしまうということ。ふ~ん!
何か裏技がないかなと思ったんですが?の問いかけに、無いです、とあっさり言われた。笑!私も最近、足の痺れはあきらめムードがちょいちょいあるのですが、その度に、いつか治る!必ず治ると気を引き締めています。なんたって、どんな時もポジティブに!の『どんポジ』のポジ~ですから!!笑
『【腎機能改善のための3つの注意点】原発性アルドステロン症31』です!