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右が難しい副腎静脈サンプリングの費用と入院期間|後編実況15

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この【副腎静脈サンプリング検査:AVS】は、前編後編に分けて詳しく解説しています。
こちらは、後編です!

前半はこちら↓
カテーテルが入って来た?副腎静脈サンプリングブログ|前編実況14

原発性アルドステロン症を確定するための検査入院で、べての検査で陽性判定のため、原発性アルドステロン症が確定しました。スッキリ! 『どんポジ』のポジといいます!

私は、今後の治療選択にバッサリ手術を希望しているので、この副腎静脈サンプリング検査(カテーテル検査)で左右どちらの副腎が悪さ(疲れちゃったのか!)をしているのかを調べています。手術で摘出する方の副腎を確定するということです。

只今、副腎静脈サンプリング検査の真っただ中です。まさに今、カテーテルが体の中に入って来ています。笑

ところで、副腎静脈サンプリング検査ってどのくらの費用がかかるのか見当もつきません。スーパーにも売ってないし!(・・・すみません。笑)それと、入院しての検査ということですが、入院期間ってとても気になりますよね!

私も気になったことなので、副腎静脈サンプリングの費用と入院期間がどのくらいかを、まず先にお伝えして、その後に、副腎静脈サンプリング検査大詰めの後編実況をお送りしたいと思います。

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副腎静脈サンプリングの費用と入院期間

副腎静脈サンプリングの費用

私の場合、7月24日から検査入院しています。副腎静脈サンプリング検査日は8月1日で退院は次の日の2日でした。後日送られてきた、国民健康保険(私は自営業なので国保です)の「受診された医療費の額のお知らせ」という通知から、8月分の費用を割り出してみました。

2日間の合計額がこちらです。合計 150,180円 

上記金額の説明
 この金額は総医療費の額なので、国保の場合は、その額の約3割の負担額になります。明細書には、2日間分の診療明細書にはA4用紙4枚分に、
  • 投薬料、
  • 注射料、
  • 検査料、
  • 画像診断量、

などの項目名がズラッと書かれています。検査料の中に、「副腎静脈サンプリング(一連につき)」という項目があり、点数は4,800点とありました。1点10円の計算で良ければ、48,000円の計算になりますが、この費用に、副腎静脈サンプリング検査に伴う投薬や注射、画像診断、諸経費などが加算されて、副腎静脈サンプリング検査全体の費用と言えるのだろうと思います。この金額には前日の分は含まれておりません。

実際の支払いは、「限度額適用認定証」という保険制度があるのでとってもお得になります。医療費が高くなった場合は、一定の自己負担だけすれば、超えた分を健康保険が払ってくれるというシステムです。詳しくは、『原発性アルドステロン症【検査入院の手続と入院当日の詳細】体験記⑦』で説明していますので、ぜひ読んでいただいて安心してください。

副腎静脈サンプリング検査の入院期間

私の場合、副腎静脈サンプリング検査の入院期間、2泊3日

副腎静脈サンプリング入院期間は病院や状況によって違うようで、調べてみると合併症などの問題が何もなければ、3~4日の入院期間が多いようでした。

私は機能確認検査など他の検査も1度の入院で同時に受けたので、副腎静脈サンプリング検査としては、2泊3日の計算になると思います。

 

それでは、前編に引き続き、副腎静脈サンプリングの実況をお楽しみくださいませ。

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副腎静脈サンプリング|後編実況

異常事態?

先生が急に、『CT撮ってもらえますか?』って、スタッフに指示を出した!

えっ、なんとなく普通の工程じゃない様な指示に聞こえたぞ。ミス?先生が何か確認したいのか?空気が重いぞ~!異常事態???

前編でもお話ししましたが、太ももに局所麻酔だけなので、先生の声やスタッフとの話しの内容も聞こえちゃうのです。これ結構リアル感ありです!

え〜〜っ!て思ってる間にスタッフがすぐ対応、頭の方から機械がレールに沿ってスライドして来ました。よし息を止めるのかと、知ったかぶりをしようとしたら、そのままで結構です。『息止めはありません』と言われた。何でバレタ!くそ!

その機械は頭の方からお腹の方に移動したり、また戻って顔の方に来てたり、胸の辺りで止まったと思ったら、動かないで下さいのアナウンス。コイツしゃべれる!

2回位、行ったり来たりして撮り終わったら、また、頭の後ろの方に消えて行った。どうも!空気が少し軽くなった感じ!たぶん異常事態ではなかったと思う!いや、異常事態じゃない!きっと大丈夫!笑

えっ!20分の休憩?

また、先生がしばらくカチャカチャやったあと、これから薬を入れますので20分休憩しますと言われた。女性スタッフが近くに来て、内科の先生が薬を点滴から入れて変化を見てから、また採血しますねと教えてくれた。

1回目のサンプリング終了してた!

薬を入れる前に1回目の採血は終わってますからと聞かされた。それってサンプリング(採血)のことだよねと思って、で、どうですか?と聞いてみたら、半分終わってますよと言われた。

左右の副腎からのサンプリングなので、どっちが終わったのですか?と聞いたら、両方とも終わってますと言われた。えっ!半分じゃないの???

えー両方終わってる???

あっ、そうか、そうか!ここでも薬品を入れて変化を見る負荷試験をやるわけだ!

なるほど!まずカテーテル(細い管)で左右の副腎のサンプリング(採血)してから、薬を入れて負荷をかけ、刺激させた後にまたサンプリングしてその変化を比べるわけか!?

薬を入れる前と後でそれぞれ左右のサンプリングをするわけだ。合計4回?だから、薬を入れる前のサンプリングが左右終わったから、半分終わったって言ってたんだ!

納得!そんでもって、薬を入れて20分経過させて負荷をかけた後に再度、左右のサンプリングをするわけだ!(たぶん!)知ってた方スミマセン!

コートロシン注入

負荷をかける薬の名前を聞いたら、7月25日の迅速ACTH試験の負荷試験で使った薬と同じで、副腎に刺激を与えてホルモンを出るようにする、コートロシンという薬でした。

休憩に入ってスタッフは2〜3人だけ残って、他の皆さん方はガラス越しの部屋で休憩するらしい。残ってるスタッフの人が、何か具合が悪くなったら言って下さいね、近くにいますから!と、私の気持ちも察してくれて、ホントにやさしい。『近くにいますから!』のたった一言でどれだけ安心することか!

よし!こっちも休憩しよ!時折ブ〜っと1人で働いてる血圧計のブーちゃん!もはや、いいやつ!笑。全体的に部屋の中は機械音がずーっとしてる状態なので、先生の声が小さくしか聞こえないので耳ダンボにしていたぐらい。

だから休憩中も機械音。たまに、ガラス越しの部屋から笑声が聞こえてきて、とても和む。検査の過程が思わしくなくて心配なら、笑わないだろうと、勝手に安心する。私は「どんポジ」のポジです!

長い20分が終わったようで、先生らしき人が出て来てまたシャカシャカ始めた。私は基本検査台に仰向けに寝てじっとしているので、頭を起こしたりして直視はできないから気配で判断してる。スタッフもゴソゴソ動き始めて、機械やベッドか動いて忙しい。写真を撮ったり、先生の手が早く動いたり、じーっとしてたり。

また異常事態?

先生がまた、『CT撮ってもらえますか?』と!またか!さっきも撮ったし、そんなにいっぱい撮らなくても大丈夫じゃね!と、勝手に思う!さっきと同じで、機械がガチャゴチョ動いて、撮って行った!今度はしゃべってくれなかった・・・。異常事態じゃなくて、普通の工程だったな!と、安心した。笑

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検査終了

しばらくして、『ハイ、お疲れ様』と、先生!

終わったのかなぁ?!本当に終わったっぽいぞ。やったー!

女性スタッフの人が終わりましたョ、お疲れ様でした。と、マジ終わった!先生はガラス部屋に入ったり出たり、スタッフの動きも慌ただしくテキパキと動き回ってる。

左手の指先に付けてた酸素測定器も、頑張ってた血圧計のブーちゃんも外され、麻酔をしてくれた男性スタッフがチューブを抜きますね、と、スルスルと引っ張っている。なんか、変な感じ!

止血に5分

痛くはないけど違和感だけが残る。全部抜けた場所(傷口)をすぐ手で押さえ、5分位押さえて止血しますと言って、その男性スタッフがずっと押さえてくれてる。

その男性スタッフにすごい人数ですね!皆さんにありがとうございますと、お伝えくださいと感謝の気持ちを伝えた。

その時小声で、カテーテルやって頂いた先生のお名前は?と聞いたら、S先生です、と教えてもらった。他の先生から技術が高いと聞いていた放射線科の准教授で医局長のドクターでした。よかったぁ!

そんな話をしたり、ボーッとしてたら頭の後ろから、男性の優しい声でお疲れ様でしたの声がするので、顔をそっと向けると、なんと内分泌内科の担当のG先生がベッドの横まで来てくれていた。

『大変でしたね、お疲れ様でした』と、アンギオ室は別館で遠いのに、わざわざここまで来て労ってくれた。忙しそうでそのあとすぐに帰られたけど、うれしかった。人と人の繋がりを感じて感動してしまった!

もひとつ感動の副腎静脈サンプリング画像をどうぞ!私の静脈画像です!左右の画像ですが、正直何が何だかよくわかりません!笑

副腎静脈サンプリング検査画像

副腎静脈サンプリング検査画像

検査時間は1時間40分

検査終了が10時40分頃だったと思う。9時にアンギオ室に入ったから検査時間は約1時間40分ってとこでした。ほぼ予定通りでした!

男性スタッフが、カテーテルを入れた方の右足はしばらく曲げないようにして下さい。足首は動かしても大丈夫です。左足は曲げても問題ありませんと、説明してくれた。

女性スタッフが、左足は曲げても大丈夫なので、少し腰を浮かせられますか?と言われ、ゆっくり左足だけで腰を浮かせた。その隙にお尻の周りをゴソゴソやって、ハイ、もう下ろしていいですよ、と言われたのでゆっくり左足を元に戻した。フ~!

全部終了!

しばらくしたら、女性スタッフが誰か手伝って下さいと声をかけた。またテレビのシーンのあれ、皆んなササッと集まり、セーノでストレッチャーに難なく移動。ちょっと楽しい!笑

病室から持って来たふとんを私に掛けてくれて、もうすぐ病棟の看護師さんが迎えに来ますから移動しますねと言いながら、アンギオ室から廊下に出た。

忙しそうなのですぐ部屋に戻ると思ったその女性スタッフは、アンギオ室のドアも閉めずに、ずっとそばにいてくれる。来た来た、我が看護師さんたち!『ポジさんお疲れ様でした~!』と、看護師のTさんとFさんの元気な声が懐かしい!

私の横で一緒に待っててくれたアンギオ室の女性スタッフの人に、本当にありがとうございましたと軽く手を上げたら、その私の手を、女性スタッフが両手でそっと包んでくれて、『お疲れ様でした!』と、やさしい笑顔を見せてくれた。天使です。本当に感動の連続です!ありがとう!

ストレッチャーでゴロゴロと帰路につき、我が個室の前で止まって何やらスタンバイしてる様子。部屋のベッドの横にストレッチャーをピッタシ寄せた。ストレッチャーの方が高い位置。

またあのテレビのシーンかと思いきや、平たいプラスチックの板みたいなものを、持って来てストレッチャーとベッドに斜めに橋渡しにした。看護師さんも手伝ってくれながら一緒に自力で(左足と両手)ズリズリとゆっくり移動した。

滑りが悪い滑り台を横向きで寝ながらゴロゴロできずに仰向けのままズリズリ下りて行くのを想像して下さい。ダサッ!笑

1時間安静、蓄尿開始

11:00
ここから、1時間安静。トイレは尿瓶。

さあ、これから、毎回全部の尿を専用の機械に入れて尿比重を測定するための蓄尿(ちくにょう:尿を溜める)を行います。1時間は動けないので、トイレに行きたくなったらナースコールして尿瓶を持って来てもらい、尿は看護師さんが機械に入れてくれます。

尿比重:尿中の水分とそれ以外の割合をいいます。今回のそれ以外とは、サンプリング検査で使った造影剤のことです。

1時間位は我慢できるだろうと思って、看護師さんにトイレは大丈夫、大丈夫と軽く言ったけど15分位で尿意がグッときてしまった。

ナースコール!ナースコール!看護師さんに、自分で尿瓶に出来るかと聞かれたので、ハイと答えてみるしかない。仰向けに寝ながら布団をめくって、両足の真ん中に尿瓶を置いて、こぼれないように首を曲げて観察しながら真剣にマジで!スミマセン、リアルすぎる説明で・・・!

でも、寝ながらのトイレ体制は子供の頃のおねしょ以来だから、最初がなかなか出ない、出せない!笑。そんなこんなで観察してたら気づいたことが!アンギオ室に入った時に穿いていたヒモパンが無い!穿いてないぞ!その代わりにガーゼみたいなのがあるけど、何だこれ?それはT字帯とかいうものでした。(フンドシみたいなやつ)私のヒモパンは何処へ?笑

いつの間にヒモパンを脱がされたのだろうか?ぜんぜん気づかなかったぞ!アンギオ室で左足でお尻を浮かせた時かな?きっとその時だな、それしかない!

そして、造影剤を使ったのでお水をガブガブ飲むように言われてるので、ガブガブ!寝ながらガブガブ!(尿と一緒に造影剤を早く体外に排出するためです。)

立て続けに3回ナースコース=尿瓶3回(大丈夫、大丈夫は撤回!)。スッキリ!妻が横にずっといてくれて、左目が赤いね!と言って、写メを撮って見せてくれた。左目の左側が赤く充血してる。カテーテルの影響かなあ?まっ大丈夫だろ。どんな時もポジティブに!「どんポジ」のポジです!

明日退院!マジか!

時計を見ると、1時15分!やっとS先生とあの新人の女医さんが一緒に来た。

S医師『どうでしたか?』

 『局所麻酔の注射が痛かっただけで、あとは大丈夫でした。』

S医師『カテーテル結構大変だったみたいですね?』

 『えっ!そうだったんですか?』

S医師『そうだったみたいですよ!』

 『大変って、何が大変だったんですか?』

S医師『血管の走行が大変だったみたいですよ!』

 『そうだったんだ!特に右のサンプリングが難しいって聞いてたな!』

新人女医さん『そうみたいですよね!』

・・・やっぱりあの時の、
『CT撮って下さい!!』は大変だったのかなぁ!と心の声
違う違う!無事でよかったなぁ

カテーテルの傷跡を見て消毒したS医師が、この傷の状態なら大丈夫ですね、明日の退院にしましょう。11時ごろでいいですか?オー、即決!了解!すこ~し歩けるようになったけど、少し不安。

尿比重の機械

ナンバーと名前が書かれている機械があって、自分のナンバーを押すと液晶画面に自分の名前が出てきた。『フタが開きます。』、『尿を入れて下さい。』、『フタが閉まります。』『測定しています。』コイツもよくしゃべる機械だ!いちいち返事をするのも大変だった!

尿を入れると、尿比重の数値が画面にすぐ表示される。この比重の数値が1.030以下になれば、点滴の針を抜けるらしい。この数値は、上がったり下がったりするので、途中で高くなってもご安心下さいです。私の場合も4回目で1.013だったのが、5回目の数値は1.031に上がってしまった。でも、もう少しだな!

尿比重合格

16時15分
看護師のTさんやってきて、点滴の針を抜いていいと指示かあったらしく、点滴を抜いてくれた。尿を機械に入れて比重を検査する蓄尿も終了。造影剤がだいたい抜けたってことですね!

Tさん今日の仕事は、本当は16時に終わりらしいけど19時位まで色々仕事をしているらしい。残業代は30分位しか付かないと愚痴ってた!マジか!かわいそうに!

朝は8時からだけど、カルテの確認があるから7時30分には入るらしい。特に看護師さんやドクター、幼稚園の先生のような人を相手にする大変な大切な仕事には職場の環境を真剣に考えてほしいと常日頃から思っておりました。私からもお願いします!環境改善!!!どっかに思いが届け~!

16時40分
今夜の看護師、Nさん!とっても素朴で温かそうな人です。血圧測ってくれました。上が140で下が72の脈は66です。

Nさん 『夜、採血に来ますね。明日の朝も、採血がありますので、来ます。』 

そうだった、23時に採血の予定だった。

『お手柔らかにね!』

と冗談で言ったら、 

Nさん 『不安だなぁ!』

 『えっ、そう言われるとこっちがもっと不安なんだけど!』

って言ったら、

Nさん 『あっ、そっか、すみません!』

と、二人で大笑い!

18時50分
Nさん、夕食後の食器を下げに来てくれてありがとうございます。薬のチェックにも来てくれる。今日の23時の採血後に飲む負荷薬のデカドロンは、忘れない様に持ってきますとのこと。助かります、お願いします。じゃ23時待ってます!

23時00分
看護師のNさん、採血をしてくれた。言葉とは裏腹に、ぜんぜん不安なくあっさり採ってくれた。そして内服薬のデカドロンを飲んで、本日は終了。ここでも負荷試験だな!デカドロンを飲む前後に採血だな!

明日、7時30分から安静にして、8時に採血して、検査が全て終了の予定です。お疲れ様でした!(自分に!笑)

では、また明日!おやすみなさい!今日はぐっすり眠れそう・・・ZZZ

続きはこちらです。⇩

原発性アルドステロン症【10日間の検査入院の費用と流れ】16』です。

原発性アルドステロン症【10日間の検査入院の費用と流れ】16
原発性アルドステロン症の10日間の検査入院が終わり本日退院です。入院費用の計算が出て、事前に申請していた限度額適用認定証を利用して支払いました。入院費用がとてもに安くなったので助かりです。実際の入院費用と10日間の検査の流れをまとめました。
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