突然の脳出血で入院し、リハビリ病院に転院後、やっと無事に?退院の日が来ました。今後は、降圧剤をもらったりで、地元のかかりつけの個人病院にバトンタッチすることになり、久しぶりにかかりつけの女医先生を訪ねると、新たな病気の疑いが浮上したのです。マジか!『どんポジ』のポジといいます。
まず、初めに退院日に1万歩かけて自宅に到着した話しを少しと、その後に、まじか!の話しです。そのマジか!の病気はなんと、ちょっと前まで障害者総合支援法の対象となっていた『原発性アルドステロン症』っていう変わった病名でした。まだ疑いの段階なのでこれから大学病院で検査が始まります。ちょっと怖い病気です。
退院日に1万歩
脳出血で入院してから、当初は車イスで看護師さんに押してもらい一緒にトイレに入ったりしてたのですが、それから狂ったようにリハビリを続けました。結果、今はまだゆっくりだけど、一人で歩けるまでに回復して、やっとここまでこれて退院できたって感じ・・・です!
一区切りがついた気分!ですが、今までずっと病院だったので何かあっても看護師さんや先生がすぐに駆けつけてくれるという安心感がありましたが、いざ退院となると自宅で自己管理をしないといけないことに気づいてしまったのでした。笑
ちょっと不安だけど、家に帰れる?ことの方が数倍強いので、笑顔で病院を後にしました。荷物は子供たちが運んでくれたので、手ぶら状態。自宅は程よく近いので(自転車で20分~30分?)リハビリを兼ねて歩いて帰ろうと言ったら、妻も子供もビックリ仰天、少し呆れ顔。
でも入院している間は、毎日、毎日、数時間歩いて狂ったリハビリをしていたので、自分的には『へ』でもないのです!そのリハビリのお陰で歩けるようになったのだから!
さあ、行くぞ~!と、女房子供を従えてイザ!ゆっくり歩き始めて…無事に久しぶりの我が家に到着。
家で待ってた子供に、『よっ!』そして仕事で出かけている子供には、今、家に着いたよメールを妻に頼んで送ってもらい、やっと落ち着いた。久しぶりの我が家は何日ぶりだろうかと?2ヶ月にはなってないと思ったが!今まで家を空けたことがなかったからなぁ!
そして、この退院の日、病院から一緒に帰った妻の歩数計が1万歩を超えていたので少し驚いた。笑!
そしてもう一つ驚いたことがあった。それは、我が家の風呂に新しい高目の椅子があった。椅子が無いとお風呂にはまだ入れないので、少し高さがある椅子は本当にありがたかった。息子たちがホームセンターで買って来てくれたらしい・・・うれしかった。
アルドステロン+レニン+カリウム+CTに影
さて、いよいよマジか!の話しです。退院したので、降圧剤がなくなる前にかかりつけの個人病院に行ってバトンタッチをしなければならない。バトンタッチと言っても、今後、高血圧の薬をずーっと一生もらいに行く病院って事だと思います。(ところが、どっこいでした!)
2〜3日ゆっくりしてから、脳出血で緊急入院した最初の病院で撮ったCTやMRI画像のディスクと、次に入院したリハビリ病院からの紹介状と退院証明書とやらを持って、昔から子どもがお世話になっている女医先生のもとへGO!
妻と二人で、久しぶりの親戚に会うような気分で診察室に入ります。
女医先生とのリアル会話
先生 あら、久しぶりねぇ~!どうしてた?
と、相変わらずの親戚。
妻と私と先生の三人で子供の話とか昔話で
たっぷり盛り上がってから、
思い出したように、先生が、
先生 で、今日はどうしたの?
私 実は・・・3月の25日に脳出血で入院しちゃって・・
先生 エ~ッ!!そうだったの!大変だったわね!
私 そうマイッタ!左被殻(ひだりひかく)ってとこからの出血だったらしくて、後遺症が右半分全部に出ちゃって・・・
と、説明しながら、
脳出血の画像が入ったディスクと
今までの資料を先生に渡した。
受け取りながらも話は弾む!!
先生 どんな後遺症なの?
私 一番嫌なのが、右足の感覚がボア~っとしてて、痺れもあって、靴が脱げてもわからずにそのままみたいな。右半身全部が変でお風呂に入ってもお湯の暖かいのがわからない。そっ~となら触られても感じないし分からない。
先生 でも、今ちゃんと歩いてたじゃない!
私 そう、意識して歩いてたからね。笑!最初は車イスだったんだけど、ここまでリハビリで回復したし、頭や言葉も大丈夫だったから!
先生 よかったわね、軽くて!
私 まあ、そうなんだけど右足の痺れが、結構キツくて!
先生 軽くて済んだんだからそれくらいいいじゃない!
私 そりゃそうなんだけど。
もっと大変な後遺症で寝たきりの人もいるし、
車イスの生活で大変な人もいるから、
軽くて良かったにはわかるけど、
自分的には今までにない結構ツライ症状だからなぁ、
と、心の中でブツブツ!顔はニコニコ!
先生、渡したディスクを再生して画像を見始めた!
書類にも目を通す。
先生 あら、結構出血したのね!はい、分かりました!じゃあこの書類に書いてある薬を継続して出しておきます。このアスパラカリウム錠って飲んでるの?
私 リハビリ病院で血液検査をした時にカリウム値が低くて、たしか2.4だったかなぁ?その時から飲んでて、バナナもいっぱい食べてる!
先生 2.4?ふ~ん!?そうなんだ!高血圧で脳出血で低カリウムね~!じゃあ、今日は、血液検査をしてってね!
私 (何かよくわからんけど!)はーい!
で、その日は、血を取られて薬もらって帰宅!
1週間後に血液検査の結果を聞きに行くことになった。
1週間後です!!
先生 この前、気になることがあったので、血液検査でカリウムとアルドステロンとレニンっていうのを調べたら、ますます怪しい数値になりました。
カリウムはリハビリ病院で聞いた名前だけど、
レニンとかアルドステロンは聞いた記憶が無い???
レニンとかアルドステロンって何者?
私 何それ?
先生 レニンやアルドステロンの数値もギリギリだからはっきりしないけど、原発性アルドステロン症って病気があって、副腎に腫瘍ができる病気なんだけど、ハッキリさせたいからCTを撮ってきて!
私 えっ!何それ・・・?
何それ!の連発!笑
先生 今、電話でCTの予約取るから!
私 (また、よくわからんけど!)は~い!
で、予約日にCT撮ったあとに、また先生の所へGO!
画像と画像専門のドクターの診断書(所見?解析書?)を見た先生!
先生 副腎に腫瘍があるみたい!やっぱり原発性アルドステロン症かな!?レニンもアルドステロンも怪しかったからね。
私 腫瘍???それって、どんな病気なの?
腫瘍って、ヤバイでしょ!
先生 血液検査でわかりやすい症状だと、レニンとアルドステロンっていうホルモンの数値が異常値になるの。アルドステロン値は髙くなって、レニン活性値は低くて、カリウム値も低くなることがある病気。高血圧を引きお起してる病気だけど、その腫瘍を取っちゃえば治るから!
軽く言うよなぁ、お医者様って!
先生 大きな病院での検査が必要だから紹介状書くからね!どこがいいかなぁ?
先生ネットで何やら調べてる!
先生 ここなんかどう?泌尿器科も内分泌内科もあるし!
私 そう言われても、わからんちんだけど有名な大学病院だし、その辺大学病院いっぱいあるし、そんなに遠くないし、電車でも一本で駅から近いし、じゃぁそこで!・・・即決!!
先生 今、予約するから紹介状を持って、その日に行って来て!
私 は~い!(だんだん返事がトーンダウンしてきた)
後でわかったけど、紹介状がないと別途5,000円が必要だったらしい!
病院によって金額も違うとのこと!
ラッキー!って、何がラッキーだか!
大学病院に検査依頼
ハイ、その日です!
駅から歩いて、5分かな!入口から中々センスの良い高層ビルの病院。さすが歴史もある有名大学病院です。
隣も有名な大学病院の高層ビルがあるし!ちょっと行けばいろんな有名大学病院もあるし、なにしろいっぱい!有名ばっかし!何が有名なのかは、わからんちん!笑
まずは、泌尿器科!
予約をしてくれたので、泌尿器科の受付に行き簡単な手続きをして、椅子に座って待ちー!さすがに人、人、人。病んでる人が多いんだなぁ!予約はしてたけど忘れた頃に名前を呼ばれて、ハーイ!
診察室に入ると、アリャ!?学生さんみたいなインターンみたいな若い先生がいるし。既に紹介状を読み終えた様子で、詳しい検査を内分泌内科で検査する必要があるとの事で、内分泌内科に予約をして本日は終わり!
何か、ぽかーん!それだけかい?レニンとかアルドステロンの話しを聞けるかと思ったんだけどなぁ。診察前に、今日すぐに入院して下さいって言われたらどうしようか?って、妻と話してたから、あっけなく終わって拍子抜け!
でも、脳出血で入院した時は別だけど、そうそう、そんなことがある訳がないよなって妻と笑った!
次は内分泌内科
予約した日です。相変わらずこちらの、『糖尿病・内分泌内科』(スタッフやドクターは、糖内(とうない)と言っている)の待合フロアも人がいっぱいです。広ーいフロアなんだけど、立ち席も!笑。
また、忘れていたころに呼ばれて診察室に入るとそこには何と!若い女医先生がいらっしゃいました。学生のようなインターンのような泌尿器科の時と同じくらいの年齢?え~不安!!スミマセン!
でも、喋り出すと的確な説明で話を進めていくのでとても安心感が芽生えてきました。やっぱり見た目や年齢ではなくて、その人の人間性が安心感や信頼感を生むということを再確認したのでした。
6週間が過ぎないと検査ができない!!
説明内容は、この原発性アルドステロン症を確認(確定)する検査は入院をしての検査になるということ。でも、私の場合は、今飲んでいる薬(高血圧の薬)が検査に影響してしまうとのことで、その薬の服用を中止する必要があるらしい。
中止した薬は、
オルメテックOD錠20mg
アルダクトンA錠25mg(スピノラクトン)
の2つで、
その代わりに、
カルデナリンOD錠
アダラートCR錠20mg(ニフェジピンCR錠)
の2つが追加された。
そして、服用をやめてから6週間経たないと薬の影響がなくならないので、検査入院の予約日も6週間後に決めることになった。
入院までの薬の不足分を処方してもらい、1階の入退院の受付で入院の手続きをして、本日は終わりー!また、レニンとかアルドステロンのことを聞くの忘れた!!
さあ、いよいよ次は待ちに待った(ぜんぜん待ってないし)検査入院です!