いきなり脳出血やって、そのあと原発性アルドステロン症が見つかって、副腎を手術で取ったから、全部終わりで、チョー元気!だと思ったらちょっと違ったんです!『どんポジ』のポジといいます。
『原発性アルドステロン症【術後6か月|今度は高カリウム】33』の続きです。
術後から、とても疲れやすい状態と両腕が上がらない症状が続いていますが、腕が上がらない肩の方はレントゲンやMRIの結果から原発性アルドステロン症の病気や手術の影響ではないとの判断で、50肩との所見に落ち着きました・・・が、症状の出たタイミングがちょうど術後からなので何かしらの因果関係があるような気がしてます。
MRIで腱板(けんばん)の大きな断裂もなかったので50肩だとすれば、時が過ぎるのを、じーっとじーっと我慢我慢!です。50肩って治るまで長ければ2年ぐらいかかると聞いて、ビックリした後にチョー落ちてます!
着替えも大変だし、リュック背負うのも大変だし、手が上がらないからバイバイできないし、ハイタッチが腰の辺りだからしらけるし!2年も無理~!笑
その時の診断の様子はこちらです。【腕が上がらない 力が入らない】術後4か月目のPA体験32
肩の症状以外に、続々とやって来ました。まず、カリウム値が基準値よりも上がり過ぎてしまったのと、コレステロール(LDL悪玉です。)が高め、そしてクレアチニンもまだ安定せずにいるので、血液検査の再検査を1か月後に指示されたのです。
原発性アルドステロン症とコレステロールの関係やLDLとクレアチニンの関係があるらしいのです。
1か月の間に、カリウムを下げて、コレステロール下げて、クレアチニンも下げる、短期集中下げる大作戦です。マジか!!
原発性アルドステロン症とコレステロールの関係
ちょっと前まではカリウムをたくさん摂るように、効率のいい果物も毎日のように食べていたのですが、果物には糖分も多いのでたくさん食べると中性脂肪や血糖が増えたり肥満にもなってしまうので、LDLが少し目立ってきたのは、この影響があるのかもしれません。
他の病気が無くても、コレステロールは上がり過ぎると命に係わる怖い病気ですが、原発性アルドステロン症との係わりもあるのです。
原発性アルドステロン症では、合併症である高血圧が一般的ですが、高血圧の期間が長いと腎臓に負荷がかかりやすくなり、腎機能が低下することもあります。
LDLが下がるとクレアチニンも下がる?
血液検査での腎機能を調べる目安としては、クレアチニンという項目がありコレステロール値が高いとクレアチニン値にも影響が出るので、クレアチニンを安定させるためにもコレステロール値はあまり高くならないようにしないといけません。
かかりつけの女医先生から、クレアチニンを上げないようにするためにも、LDLを下げることを指摘されました。薬は腎臓に負担をかけてしまうのでなるべく飲みたくないので、自力でできることから始めます。
カリウムとLDLの改善計画
今までは、原発性アルドステロン症の多い症状である低カリウム血症(※)だったために、カリウム値を上げなければいけなかったので、アスパラカリウム錠300mgという薬を毎食後に1錠づつ、1日900mgの服用と、毎日毎日カリウム成分の含有量の多い食べ物を調べながら、食べ続けていました。
何せ、カリウム値が2.4でしたから!!!低カリウム血症です。
特にバナナは摂りやすいので何本食べたかわからないぐらいたくさん食べていました。何か毛深くなった気が・・・。笑
原発性アルドステロン症は、低カリウム血症を伴うことが多いと言われていますが、近年はカリウムが正常値での原発性アルドステロン症の症例が多いということが分かってきています。
上記の引用文は、下記紹介記事の『すぐわかる【原発性アルドステロン症】実例を交えた体験談解説』からの、引用です。
再検査1か月後、改善計画
カリウムが少ない食事
以前はカリウムをたくさん摂っていたのに、カリウム値が5.5に上がってしまったので今度は高カリウム血症なのです。これからはカリウムを摂らないようにしないといけなくなりました。以前と180度正反対なことをしないといけません。笑
そうなんです、今度はカリウムが少ない食べ物を調べての食事療法になるのです。カリウムの多い食品を調べて食べていたのが、今度はカリウムの少ない食品を調べて食べないと、ということです。
低カリウムも高カリウムも、悪化すると不整脈などを誘発し死に至ることもある危険な病気なので、ちょっと心配になります。
野菜のカリウムを減らす調理方法
スマホ片手にカリウム含有量の少ない食材や調理方法を調べながらのスーパーマーケットでの買い物がメチャクチャ大変で時間もかかります。で、家に帰ってからの調理がまた時間がかかってしまうのです。
生野菜や生果物にはカリウムが多い食物があるので少し控えた方がいいのですが、野菜は他の影響を考えると食べないわけにはいかないので、野菜を食べる時の良い方法があります。
野菜は切ってから
野菜などのカリウム成分を減らす調理方法は、お湯に入れて下ゆでしたり、水にさらすと野菜の切り口からカリウムが溶け出すので、野菜はなるべく細かく切るとカリウムが溶け出しやすくなります。
野菜に切り口が無いとあまり効果はありません。ゆでることで約30%のカリウムを減らせることができます。
たっぷりカリウムが溶け出した、下ゆでしたお湯や、さらした水をもったいないからと料理に使ってしまうと、溶け出したカリウムをまた食べることになり、元も子も無くなってしまうのでお気を付け下さいませ。
ここは一気に、流しにザバ~っと捨てちゃいましょう!(何か栄養ありそうで、もったいないけど、あとで薬を飲むよりはいいですよね!笑)
カボチャのようにゆでてもカリウム成分がほとんど変わらない食品もあるので、まず調べるのが本当に大変で、その後の調理がまたまた大変なので時間もかかってしまいます。前にも書きましたが、大変なのは妻だけです・・・笑。私は食べるだけ~!
食事は腹八分
退院してからは栄養士さんのアドバイスも参考にしながら、いろいろと食事には注意をしてきましたが、これからの1か月間の運動や食事などの努力でどれだけ検査の数値が改善するのかしないのかも興味があるところなので真剣にやってみようと思っています。
3日坊主じゃなくて!結構ポイントの高い腹八分も守って、体重も少し落とそうと思っています。
歩くこと!
脳出血の時のリハビリでも何しろ歩くことを率先して早期にやったお蔭でどうにか今の生活もできるようになったのです。時間があればとりつかれたように自主リハ自主リハの毎日を送っていました。
リハビリテーション病院に入院してる間も、病院で行うリハビリの合間に自主リハを入れて、まさにリハビリ人生まっしぐらの日々でした。
歩く効果は、実証済み
脳出血で出血場所が一番多いのが、左右にある被殻(ひかく)という所で、私も左側の被殻出血でした。その出血で左の脳が損傷したので、反対側の右半身に麻痺が出ました。(神経が途中で交差してるので脳の損傷個所とは反対側に後遺症などの麻痺が出ます。)
私は右利きなので、お箸をちゃんと持てませんでした。(今じゃ、普通にガツガツと!たまにスルッと落としますが。笑)
脳出血で入院した当初からの経過状態の様子です。実証の証明です。
入院当初からの状態の変化
①いきなり入院➔
②いきなり寝たきり➔
③寝ながらでも、なるべく手や指や、足を動かす➔
④電動ベッドを上半身起こして、お箸やペンを持つ練習➔
⑤ひたすら文字を殴り書き(速記のような字で、自分も読めませんでした。笑)➔
⑥車イスでトイレ(看護師さんと一緒)➔
⑦つかまり立ち(看護師さんと一緒)➔
⑧よちよち歩き(看護師さんと一緒!)➔
⑨ゆっくり独歩(カタツムリ。一人で歩いていいけど、階段はまだダメ!)➔
⑩階段もゆっくりならOK➔
⑪病院内ならどこでもOK➔
こんな感じでした!
体験実証内容
車イスからベッドやトイレに移動するときは、なるべく長く立ってるようにしました。歩けないので、ただ立ってるだけですが足に力がかかって刺激にもなるし、バランス感覚も刺激された方がいいと思ったのです。
長く立ってるといっても、手で押さえながらほんの数十秒しか立ってられませんでしたけど。笑!
よちよち歩きぐらいからは、何しろ歩くことを一番意識しました。足に筋力もつき、バランス感覚もつかめてくる、周りに注意して歩くことも頭に刺激がいきます。万能です。当たり前の歩きがこんなに良いことだったんです!
そして歩くことは、動きだけではなくて内臓の働き、太陽の恩恵もゲットして精神的にも色々な良い影響を与えてくれます。良いことは身体全身にいい効果を巡らわせてくれますのでコレステロール対策もまずは、実証済みの歩くことから始めようと決めました。
気楽だし、良いことばっかし!せっせせっせと歩いて、有酸素運動!これで私は、脳出血の後遺症からほぼ復活したので!笑(右半身の痺れはちゃんと残っちゃってるんですが・・・。)
雨の日はフィットネスバイク
歩く効果を再確認しながら、毎日歩け歩けです。天気の悪い日は、ジムで有酸素運動のフィットネスバイク(動かない自転車こぎこぎ)を30分やり、汗をかいたところで、負荷をかけずに軽く器具を使っての筋トレです。
オマケで右足の麻痺の改善になればいいなぁと一石二鳥の小さな希望を託し頑張っています。さぁて、血液検査の数値が改善されればいいのですが・・・!